世界中の隣人よ 感じる違和感

世界中の隣人よ 感じる違和感

5月25日午前4時、突如乃木坂46公式youtubeに新曲「世界中の隣人よ」のMVが公開された。

外出自粛を心掛けている皆さんへのエールと医療従事者への感謝を込めコロナウイルスの感染拡大を呼びかける目的で制作されたそうだ。
その後、反響の大きさから配信と全収益の寄付が決定した。



ところで、このMVどこで感想を見ても
『エモいエモいエモいエモいエモいエモい』
いや他の感想ないんですか。
という訳で今回は『エモい』を禁止ワードにして「世界中の隣人よ」について思ったことを書いていこうと思う。


とりあえず感想


ピアノイントロから始まり、歌い出しはまいやんのソロパート、そしてなあちゃんのソロへと移っていく、圧倒的なWエース。OGも次から次へとばんばんばんばん登場。
曲調からもメンバーからも3~4年前の乃木坂を感じる、色々と「きっかけ」に近いよね。
エッmmmm・・・・(危ない危ない(汗))

違和感1 そもそもタイミング遅くね


この曲は緊急事態宣言がまさに今にも解除されようとしているその日に発表された、メンバーやスタッフが全力を尽くしてくれたのであろうことは容易に想像できるが、それでももう1、2ヶ月早く発表できなかったのかと思ってしまう。

違和感2 卒業生が登場すればそれはエモいのか


こっちがメイン。
卒業生がライブにゲスト出演したり、楽曲に参加したりするのは、とても盛り上がり話題にもなり、ファンにもとても喜ばれる演出だ。
48グループなどでは割と頻繁に行われていることだが、今まで乃木坂はそういうことをしてこなかった(2ndバスラにゆみ姉がサプライズとして登場したぐらいではないだろうか)
つまり乃木坂にとってある種の禁じ手であったOGの登場をここで解禁したのだ。

そもそもOGの登場というのは過去を懐古する行為であり、ファンが昔を懐かしんで楽しむ分には一向に構わないのだが制作側が自らそれをやりだすのは現状が斜陽であることを自ら吐露しているようなものではないかと思う。近年の乃木中で過去映像や過去企画を振り返る系の企画が増えてきていることにも同じ危機感を抱く。

乃木ヲタにはお馴染みクイズ王のツイートである。
もうね100いいねは押したいよ、分かるわかる。こんなことすると思わなかった。


そして、仮にOGの登場という切り札を使うとしたら決してこのタイミングではなかった。OGの登場それ自体を全面否定するつもりは全くないのだが、この切り札は乃木坂というグループにとって最も重要な場面で使うべきだったのだ。
はっきり言って「世界中の隣人よ」は乃木坂というグループにとって何の重要性も重みもない楽曲である。今の乃木坂が使える最大の切り札をここで使用してしまったことが残念でならない。



微妙に話は変わるが、この期に及んで『橋本がいれば・・・』『あとはななみんがいれば完璧』なんて言ってる人はヲタク人生考え直してください。
橋本奈々未サヨナラの意味で綺麗さっぱり引退したから伝説になったんだよ!(それで言うと、せっかく綺麗に終わったのに卒業後に公式サイトでブチギレ投稿してたのは橋本っぽくて面白かった)

最後に言っておくと「世界中の隣人よ」は曲もMVも全然好きです
めちゃくちゃ エ・モ・い

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