2018年4月22日、日本武道館にて乃木坂46「生駒里奈卒業コンサート」が行われた。
観客動員数12,000人、倍率30倍、全国128の映画館にて乃木坂史上初となるライブビューイングも行われ60000人を動員。
まさに生駒里奈の最後を締めくくるのにふさわしいライブとなった。
今回はこのライブの感想をひたすら書いていこうと思う。
「のぎ動画」でライブ映像が公開されているので見たことない人は是非チェック！
乃木坂工事中#152~154生駒卒業回も必見。
前代未聞のセットリスト
結論から言うとこのライブ。
セットリストが神。
特に始まり方と終わり方。こんな構成のライブは前代未聞である。
生駒自身が考えたセトリと聞いて納得した。
毎回overture前の映像はライブの見所の一つだと思う。
今回の映像はひたすらにエモい、過去のMV撮影地の過去と現在を映していくという演出。
変わってしまった現在の中で過去は思い出の中にしか存在しないという話。
からのoverture。
どのライブでも正直一番テンション上がるのはovertureだ。
当然気になるのは一曲目がなんなのか。
ライブ前の大方の予想は「太陽ノック」「制服のマネキン」あたりだった気がする。
それはそうだ。ライブ一曲目は当然ブチ上がる曲で来ると思うから。生駒センターの沸き曲といえばこの二つ、というかやっぱり神宮の印象もあるし正直一曲目は「太陽ノック」だと思ってたよね。
もしくはバスラ的なエモ演出で「ぐるぐるカーテン」
ライブ前の大方の予想はこの三曲のうちのどれかだったと思う。
そしてoverture終わりの一曲目
「♪wow wow wow wow wow wow wow wow〜♪」
！！！！！！！！
いっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっやマジかそうきたか。
これは良い意味で裏切られた。これ多分予想してた人マジでいなかったんじゃないかと思う。
どのライブでも必ずライブの最後に歌う（「悲しみの忘れ方」とか「sing out」とかで締めるツアーもあったけど）「乃木坂の詩」を一曲目に披露！！！
そして本編最後に生駒里奈の代名詞「制服のマネキン」
アンコールラストはデビュー曲「ぐるぐるカーテン」
Wアンコールに「君の名は希望」
これ乃木坂46解散コンサートですか？
思わずそう錯覚してしまうようなセットリストである。
今まで必ずライブの締めに歌ってきた「乃木詩」で始まり、代表曲「マネキン」、デビュー曲「ぐるカー」、乃木坂の象徴「希望」で終わる。
これほどまでに乃木坂46の歴史と『乃木坂らしさ』を感じさせるセットリストは今までになかった、流石に前代未聞過ぎる。
こんなライブ構成が許されるの、乃木坂46解散コンサートか、それこそ生駒卒コンだけだ。
乃木坂のトップ白石の卒コンだってこんな構成には絶対にできないし、エースの西野や飛鳥であっても勿論そう。逆にこの3人の代表曲をふんだんに披露すれば乃木坂の解散コンサートに相応しいセトリになるのかと言われたら全くそんなこともない。
乃木坂46の歴史≒生駒里奈の歴史
なのだと改めて感じたセットリストだった。
乃木坂46にヒロインはたくさんいるが主人公は生駒里奈しかいない
この使い古された言葉に全てが詰まっている。
「感謝」
このライブに一貫したキーワードは「感謝」だった。
そもそもライブ自体が『誰よりも感謝していた、彼女』という字幕から始まる。
これは生駒側からファンやスタッフ、メンバーへの感謝。
そしてライブの節々に登場する生駒卒業に寄せられたメッセージ。
これはスタッフや共演者、関係者側から生駒への感謝。
こんなに感謝に包まれたライブは今までに無かった。常にグループのことを第一に考え行動してきた生駒に相応しい素晴らしい演出だったと思う。
Seishiroや南流石、今野義雄や秋元康、誰からのメッセージもアツいけどやっぱファン的にはまゆゆとかがアツい。
もはや言うまでもない気がするけど勿論一番アツいのはバナナマンからのメッセージ。
乃木どこ乃木中のダイジェスト映像が流れ終わった後に『最後にこの人たちからもメッセージが』というナレーション。既にこの時点で号泣、てかもはや乃木どこのナレーションの声聞くだけでエモいみたいになってる。
設楽さんからのメッセージも最高だけど日村さんの感情のこもったアツいメッセージはマジで名言だったと思う。
『バラエティの生駒も、お芝居してる生駒も、俺は全部好きです！でも、俺は乃木坂で歌って踊ってる生駒が一番好きです。テレビでも、ライブでも、乃木坂が歌う時はいつも生駒を探してました。ラストも見てます！皆んなに生駒の凄さを見せつけてやって下さい！』 バナナマン 日村勇紀
こんなの涙止まらないわ、50000ファボぐらいしたい。
当たり前だけどファンもバナナマン からのメッセージの時が一番盛り上がってた。まあ欲を言えばこの二人は乃木どこ乃木中のダイジェスト映像の流れで映像メッセージが良かったかな。
あとは「月の大きさ」からのナルトメッセージ。『卒業だけど悲しいライブにしたくない』と涙を見せなかった生駒ちゃんがナルトからのメッセージで一瞬で号泣したのめちゃくちゃ生駒っぽいところだった。
メンバー
卒コンと言えば現役メンバーが卒業メンバーに手紙を読むのが恒例である。
永島卒コンでは斉藤優里と川村、深川卒コンでは橋本、橋本卒コンでは白石。
当然、誰が生駒に手紙を書くのかという話になる。
生生星なのかキャプテン桜井なのか両エース白石西野なのか。
結果、今回は一人からの手紙ではなく代表五人からのメッセージだった。白石、西野、堀、飛鳥、生田。いやーみなみちゃんからのメッセージも欲しかったねこれは。
というか桜井玲香からのメッセージがなかったのは大問題。
初期の乃木坂の礎を築いて支えてきたのはセンター生駒とキャプテン桜井だよ（見たことない人は真夏の全国ツアー2015オープニング映像「桜井玲香&生駒里奈」を見て下さい）
あと毎回ライブで思うけどMC中にすぐに『頑張れー』って言うヲタクは本当に死んでくれ。
まいやんのファーストキスの話は流石に沸いた。
メッセージの内容に関してはダントツで飛鳥ちゃんがMVP。
お姉さんメンバーが生駒の卒業を受け入れて『卒業ライブだけど悲しくしない』という生駒のコンセプトを尊重して、前向きなコメント（悪く言えば当たり障りのないコメント）をしてるなか飛鳥ちゃんだけが核心を突くような心からのコメントをしていた気がする。
飛鳥ちゃんって割とこういう時パンチライン生み出すよね。そういう視点で見るといくちゃんも良いコメントをしてたと思う。
君の名は希望
当たり前だけど卒業コンサートは卒業メンバーが一人で喋る時間が多くなる。
他の卒コンと比較しても生駒はその一人喋りの時間が長かった、割とことあるごとに一人喋り挟んでたから。でも全く飽きない、単純に聴かせるMCがめちゃくちゃ上手い。
やっぱり乃木坂のライブにおいて生駒と桜井のMCは欠かせないってハッキリ分かる。
そしてWアンコール「君の名は希望」はい涙腺崩壊
（ファンに、アンコールの代わりに希望を無理矢理歌わせる演出がWアンコール前にあったんだけど（のぎ動画ではカットされてた）マジでこのライブ唯一のミス、シュールすぎて失笑みたいな感じになっていた）
アンコールの生駒の衣装、生田絵梨花の花と星野みなみの星を卒コンTシャツに貼り付けて表した「生生星」
薔薇一本の花言葉は「あなたしかいない」
もう号泣必至だわこんなの。
結局、この曲と比べたら「きっかけ」も「悲しみの忘れ方」も敵わない（勿論この2曲も乃木坂史に残る名曲だけど）
『君の名は希望』
乃木坂46らしさをこれほど表現している楽曲は他に存在しない。
言いたいことがあるんだよ
M0. Overture
エモい
M1. 乃木坂の詩
良い意味で裏切られた一曲目
M2. おいでシャンプー
イコマリナシカしなかったヲタク流石に空気読めなさすぎ
M3. 太陽ノック
最高の煽り、これぞ生駒里奈
M4. 水玉模様
味です
M5. トキトキメキメキ
ライブ沸き曲、岩本蓮加さん輝いてた
M6. スカウトマン
3期→2期→1期の流れめちゃくちゃ良いね
M7. Against
最初で最後のオリメン披露、伝説へ
M8. シンクロニシティ
生駒から白石へ、センター交代を彷彿とさせる
M9. 初日
チームBの超名曲、AKB楽曲の時だけちゃんとmix打ってたヲタクまじ超推せる
M10. てもでもの涙
AKBコーナーで露骨にテンション下がってたヲタクは死んでください
M11. 心のプラカード
きいちゃん登場
M12. ここじゃないどこか
初期の乃木坂の象徴、生生星は尊い
M13. 満月が消えた
もはや生生星が一緒にいるだけで泣ける
M14. あらかじめ語られるロマンス
メンバー、楽曲、ダンス、MV全てが神という非の打ちどころが一ミリもない神曲
M15. 無口なライオン
これも超名曲。MVも乃木坂トップレベル
M16. 指望遠鏡
バナナマンの号泣メッセージからの緩急ありすぎ
M17. 月の大きさ
ナルト
M18. ハウス！
オレも！！！！！！！！！１
M19. 君の名は希望
欲を言うとここのコーナーで羽根の記憶もやって欲しかった
M20. 悲しみの忘れ方
この名曲は流石にフルでやって欲しかった
M21. 制服のマネキン
最初の生生星の笑顔、「僕に任せろ」
EN1. 走れ！Bicycle
アンコール一発目にかかりがち
EN2. シャキイズム
最後の白石松村、生駒みなみ最高です
EN3. ぐるぐるカーテン
曲終わりに全員で集合するとこ
WEN. 君の名は希望
全ヲタクが泣いた
ライブビューイングしか当たらなかったことに未だに腹立ってます
